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こちらの記事では、「クリーニング師になるための情報を探している」という方に向けて、クリーニング師とはどのような資格なのか、また資格を取得するにはどうすればよいのかといった点を解説しています。クリーニング師を目指す方はぜひ参考にしてみてください。
ここでは、クリーニング師になるにはどうしたら良いのか、といった点について解説していきます。
クリーニング師とは、「クリーニング業法」によって定められた国家資格のことです。
クリーニング処理を行っている一般クリーニング所においては、美業務用洗濯機及び脱水機を1台以上備える必要があり、さらにクリーニング師を1名以上おいておく必要があります(洗濯物の受け取り・引き渡しを行うのみの取次所についてはこの限りではありません)。
実際にクリーニング作業を行っているクリーニング師においては、3年に一度クリーニング師研修を受講することが義務付けられています。この研修ではクリーニングや繊維、関係する法令に関する新しい知識などを習得すること、また技術を研鑽することを目的としています。
クリーニング師の資格を取得するためには、下記のような流れとなります。
ここでは、実際にクリーニング師試験合格を目指す場合に知っておきたい、試験科目や受験資格などについてまとめています。クリーニング師試験は年1回以上それぞれの都道府県で実施されるため、実際に受験を検討する場合には受験する地域の情報をご参照ください。また、試験の開催時期についても各都道府県により異なります。
クリーニング師の試験科目は「学科試験」と「実地試験」の2つに分かれています。ここでは、具体的にどのような試験内容になっているのかをまとめました。なお、過去問を公開している都道府県もありますので、各都道府県のホームページなどを参照し、試験の対策を行いましょう。
学科試験と実地試験の内容については、下記の通りとなっています。
合格基準は上記3科目の総合計点300点中、180点以上の得点で合格となります。ただし、一定の得点を獲得していない科目がある場合には不合格となりますので、万遍なく点を獲得できるように対策しておく必要があります(獲得しなければならない点数については各都道府県で基準が異なります)。
合格基準は「繊維の鑑別」が50点満点、また「アイロン仕上げ」が100点満点となっており、総合計点150点のうち、90点以上で合格となります(都道府県によりしみ抜き等が実地試験に含まれる場合もあります。また合格基準が異なる都道府県もあります)。
クリーニング師試験の合格率については、各都道府県でばらつきがありますが、近年の合格率は「およそ50〜70%ほど」とされています(例えば令和4年度の合格率は、東京都53.4%、大阪府57.6%、愛知県63.6%など)。
受験料は全国一律ではなく、平成12年度より各都道府県により受験料が定められています(目安としては10,000円程度)ので、詳しくは都道府県の担当まで問い合わせまたはホームページ等での確認が必要となります。
試験案内・受験願書については各保健所などで配布されます。例年試験日が異なることから試験案内や受験願書の配布時期については各都道府県のホームページを確認することが必要です。また、希望者には郵送による配布も可能なケースもありますので、希望する場合には各都道府県のホームページを参照するか、担当まで問い合わせください。
また、出願に関しては保健所などへの提出となります。こちらもそれぞれの都道府県で提出先が異なりますのであらかじめ確認しておきましょう。